2006年度第2回博報「ことばと文化・教育」研究助成
地域に密着した方言教材開発のモデル ―方言研究の社会貢献として―
共愛学園前橋国際大学 佐藤司

1 はじめに

2 地図で見るぐんまの方言
【アクセント】
 2−1 箸と橋のアクセント<東毛>
【音声】
 2−2 ガ行鼻濁音がない<全県>
 2−3 イとエの区別が曖昧<利根沼田・吾妻・東毛>
 2−4 「白い」はシレー(連母音)<全県>
 2−5 「帰る」はケール(連母音)<全県>
 2−6 「笑う」はワロー(連母音)<全県>
【文法・表現】
 2−7 変わるベーベーことば<全県>
 2−8 「来ない」がキナイ<全県>
 2−9 過去・過去回想のタッタ<全県>
 2−10 あたたかさの伝わる文末詞ムシ<利根沼田・吾妻>
 2−11 方言敬語「ください」<全県>
【語い】
 2−12 奥はオクリ<全県・利根沼田>
 2−13 生育地がわかる「ものもらい」<全県>
 2−14 「疲れた」はコワイ<全県>
 2−15 「どんどん」はメッタメッタ (促音化)<吾妻・西毛>
 2−16 「もう」はハー(副詞)<利根沼田・吾妻>
【子どもの遊び】
 2−17 ケンケンなんて言わない「片足跳び」<全県>
 2−18 「肩車」はテングルマ<全県>
 2−19 地域差の出る「お手玉」<全県>
 2−20 かけ声を調べたい「じゃんけん」<全県>

3 ぐんま方言資料案内
 
3−1 『群馬県のことば』<全県>
 3−2 『群馬の方言』<全県>
 3−3 『群馬の方言−方言と方言研究の魅力−』<全県>
 3−4 『群馬の言葉となぞ』<全県>
 3−5 『上州の風土と方言』<全県>
 3−6 『上州ことば』<全県>
 3−7 『面白かんべェ上州弁』<全県>
 3−8 『上州弁読本』<全県>
 3−9 『群馬のことば』<全県>
 3−10 『群馬方言詩集 ふるさとひろって』<中毛>
 3−11 『マックラサンベ 私の方言 村のことば』<中毛>
 3−12 『利根のことば』<利根沼田>
 3−13 『六合村の方言』<吾妻>
 3−14 『あちゃがら漫筆〜吾妻町方言誌〜』<吾妻>
 3−15 『ほのぼの方言』<中毛>
 3−16 『ことばの話』<全県>
 3−17 『群馬のことばと文化』<全県>
 3−18 『奥多野残照』<西毛>
 3−19 『桐生のことば』<東毛>
 3−20 『《新方言》の動向』<全県>

4 群馬方言授業のヒント
 4−1 上州弁カルタを作ろう
 4−2 群馬の方言紙芝居を作ろう
 4−3 方言辞典を作ろう
 4−4 方言ニュースを制作しよう
 4−5 方言昔ばなし劇を作ろう
 4−6 ぐんま方言グッズを考えよう
 4−7 方言詩を書いてみよう
 4−8 方言ライブラリーを作ろう
 4−9 「京へ筑紫に群馬せー」の謎を解く
 4−10 三世代方言地図を描こう

5 おわりに