ナンゴ(オ) | |
オナンゴ | |
アヤ(ア) | |
アヤナンゴ | |
オタマ | |
シナダマ | |
オヒイト | |
オジャミ | |
オカイシ |
【解説】地域差の現れる「お手玉」
袋にアズキなどを入れて主に女の子が遊びで使う「お手玉」の呼び方は地域差がかなりきれいに出ている。利根沼田にナンゴ類が、吾妻でアヤが、西毛でオジャミ、オヒイトが、中毛でオタマが、東毛でナンゴ類が主に使われていたようである。
ナンゴは数を当てさせる遊びであったことからの命名、アヤは複数のお手玉を綾模様に交錯させて投げあげる動作からの命名と言われている。他にオヒイトのようにかけ声から命名されたものやタマのように形から命名されたもの、お手玉を投げるときの音から命名されたものなど、全国各地にお手玉の方言は多い。